私が27歳の時に付き合っていた彼氏と結婚を考えられないからと言われて別れて、出会いもなかった時、ネットでホワイトキーの存在を知りました。
とにかく私は早く結婚したくて結婚を考えられる相手を見つけたいと心の底から思っていたので、婚活パーティーに行くしかない!と思っていました。
結婚相談所まではお金もかかるし、婚活パーティーだったら1回数千円で参加ができるのでこれで相手が見つけられるならとそう思って参加したんですよね。
ホワイトキー2回目でカップリングになった相手が既婚者
梅田のホワイトキーに初めて参加した時は、当日の流れが分からず緊張しながらの参加だったので、男性と次々に話をしていく中で自分にとっていいなと思える相手なのかどうかも分からないうちに終わってしまいました。
誰が誰だったかが分からなくなってしまって、カップルになることもなく惨敗…。
次は流れも分かっていたのである程度作戦を立てていて、プロフィールでまずは私が気になっている最終学歴と年収をチェックして第一印象でいいなと思った相手の番号と名前をこっそり控えておくというものでした。
そして迎えた当日。
次々にいろんな男性と会話をしていく中で、一番見た目も話の相性も良さそうだった相手を選び、見事カップリングすることになります。
初めてホワイトキーでカップルになったこともあり、その後の対応をどうすればいいのか分からなかったのですが、私が会場を出た時に相手の男性が声をかけてくれて、もし良かったらこれからご飯でもどうですか?と誘われました。
もっと相手のことを知る為にも必要だと思い、そのままイタリアンを食べにいくことになりました。
相手の男性は、37歳で年収800万円、職業は役所で働いているという公務員。
自分よりも10歳年上という大人な年齢で、公務員というなぜか安心感を持ってしまいます。
そんな彼とイタリアンを食べて、その後は終電に間に合うように気にしてくれて駅まで送ってくれました。
そういった対応も良くて2回目のデートの誘いにものり、ご飯を食べたりをすることを続けていました。
そして、3回目のデートでUSJに行った帰り道にお付き合いをしてほしいと言われて、そのまま私はすっかり好きになってしまっていた相手からの告白をオッケーしてしまうのです。
その後、3カ月間にわたって交際を続けるのですが、本当に幸せなもので彼は私を楽しませるためには何でもしてくれていました。
しょっちゅう会社帰りには家まで送ってくれたりと本当にいつでも紳士的な対応で、自分はお姫様にでもなったかのような気分でいました。
そんなある日、彼の携帯に苗字が同じ名前の女性からの着信が入ります。
その時、彼は私の隣で眠りこけてしまっていたのですが、ふと手にとって何となく予感がしたので無言でその電話に出てみたんです。
すると、
「ちょっと今どこにおんの?あかりが風邪をひいて病院へ連れていってほしいから帰ってきてほしいねんけど。」
と言われ、その相手が奥さんであるということ、あかりという子どもがいるということを悟りました。
その後、私は確信に迫ります。
私:「もしもし。彼は今私の隣で寝ていますが、どちら様でしょうか?」
と聞くと、
奥さん:「は?誰?〇〇にかわって!」
と低い声で言われてしまいます。
私:「彼女です。」
奥さん:「は?どういうことなん?ちょっと〇〇出してくれる?〇〇は結婚してて子どももいますけど、どにかく〇〇を出してくれる?」
と言われて、彼を起こして奥さんからだよと言うと、やばい!という顔をしながら大きな目を見開いて焦って携帯に出て、「後でかけなおす!」とだけ言って電源をオフにしてしまいます。
私:「奥さんいるんだね。子供もいるんだね。なんで婚活パーティーなんかに参加してたん?私を騙してたん?今まではなんやったん?」
とすかさず問い詰めると、
彼:「何で勝手に人の携帯出るねん!もうええわ。お前とは終わりや。」
私:「は?そもそもホワイトキーに既婚で参加してたのってあなたじゃないの?逃げる気?」
彼:「そんなところで結婚相手見つける男なんておらんわ。」
という言葉を吐き捨てて私の部屋から出ていったのでした。
もう私の中ではらわたが煮えくり返り、復習したいという気持ちも生まれましたが相手がどこに住んでいるのか、一体本当は誰だったのかも分からないまま終わってしまいました。
たった3カ月だったかもしれないけれど、その間、私は何をしていたのか…と悲しくもなり、しばらくは婚活どころではありませんでした。
ホワイトキーでは婚者・遊び目的は参加できないが…
数か月ほどしてようやく落ち着いてきた頃に、ホワイトキーの利用規約を調べてみるとしっかりとこう書かれていました。
既婚者、遊び目的、営業目的、スタッフの誘導を理解できない方、日本語を理解できない方、他のお客様に御迷惑をかけるお客様は受付できかねますので御注意ください。
パーティー開催中にかかわらず退場いただく場合もございます(その際の返金はございません)。
特に営業目的や既婚者の参加が発覚した場合、顧問弁護士を通じ通常30万円ほどの慰謝料を請求しております。引用元:ホワイトキー利用規約
あいつを訴えることもできるんだなということも分かりましたが、もう関わりたくなかった私はホワイトキーに経緯だけ伝えて忘れることにしたのでした。
その後、彼がホワイトキーから慰謝料を請求されたのかどうかまでは分かりませんし、実際にそこまで介入しているのかどうかも微妙なところです。
でも、一番大事なのはこれからの自分の未来であって、この最悪な出来事を次に活かして結婚相手を見つけるということだけでした。
ホワイトキーに関わらず、婚活パーティーでは身分証明書のチェックだけで、その人が既婚なのか未婚なのかは参加している男性の良心に任されていてチェック機能はありません。
だからこそ、婚活パーティーを使って婚活をしている人は本当に気を付けてほしい…。
決して安全な場所ではないということだけお伝えしておきたいなと思います。